J-TRC(ジェイ・トラック)


認知症予防薬の開発をめざすインターネット登録研究


一般的な質問とJ-TRCへ参加について

私たち研究者が観察研究と呼ぶタイプの研究で、時間を追って記憶機能の変化を調べます。予防薬の治験に参加頂ける条件を満たした方々に集まっていただき、アルツハイマー病の予防治験へのご参加を促進するしくみを作るための活動でもあります。

メール:info@j-trc.orgまでご遠慮なくお問い合わせください。通常の業務時間内(月曜日から金曜日の午前9時から午後5時)に順次お答えしますので、ご了承ください。土日祝日は対応しておりません。

J-TRCの参加者には、3か月ごとに20分ほどでできる記憶テストをインターネットを介して受検していただきます。

初回の登録は30分ほどで完了します。初回には、あなたが参加に同意されるかをお尋ねした後、CFIとCogstateという2つの記憶テストを受検していただきます。

記憶テストの結果から、記憶や思考する能力に変化が疑われる場合には、お住いの近くの臨床施設にご案内し、さらなるテストを受検していただける場合もあります(注:ご案内を差し上げる方のすべてが、変化の疑われる方ではありません)。これらの結果に基づいて、さらにアルツハイマー病予防を目的とする臨床研究(治験)の情報をご提供できる場合があるかもしれません。

J-TRCは、アルツハイマー病または何らかの認知症と既に診断されている方には利用いただけません。J-TRCの登録者は、50〜85歳の認知症ではない健康な方を対象としております。

日本以外からのアクセスに制限をかけているため、ご参加いただけない場合があります。

初回登録が完了していれば、以降の訪問時にログインすると、下に図示するようにメニューが表示されます。

ホーム画面

「記憶テスト」ではCFIとCogstateを受検することができます。記憶や思考する能力について経過観察を行うため、3か月ごとにCFIとCogstateの両方の受検をお願いいたします。また、記憶テストのページでは次にこれらのテストを受検できる日付が表示されます。こちらのページを見なくても再度テストを受検いただく時期には、リマインドメールをお送りいたします。定期的にご確認いただく必要はありませんので、ご安心ください。

「生活状況」では、初回登録時にお尋ねした生活状況に関する質問に対する回答を確認できます。もし回答以降になんらかの変化が生じた場合、ここで修正することができます。

「まとめ」では様々な情報の確認や変更を行うことができます。CFIやCogstateの成績の変化の確認、プロフィールの更新、研究参加の同意撤回をすることができます。また、ご友人にJ-TRCを紹介することもできます。

「J-TRCについて」では、J-TRCに関する情報だけではなく、アルツハイマー病についての情報も知っていただくことができます。

画面右上にはよくある質問(FAQ)への簡易アクセスだけでなく、アイコンをクリックすることでどのユーザー名でログインしているかを確認できるとともに、ここからプロフィールの変更やメールアドレスを変更することができるアカウント設定にも飛ぶことができます。

研究参加の同意を撤回することにより、J-TRCへの参加を取りやめることができます。以下の手順で、同意を撤回することができます。

  • メニュー画面で「まとめ」を選択
  • 画面左側の「同意撤回」を選択
  • 「私はこれ以上参加いたしません」を選択、同意撤回されますとこれ以上J-TRCからメールを受け取ることはありません。

*備考: 初回登録中に同意撤回を行いたい場合は、下図に示すように画面上部の黄色の「いいね」マークをクリックし、研究参加同意画面に戻る必要があります。「研究への同意を取り消します」を選択することで、同意を撤回することができます。

研究参加同意画面に戻る


技術的な問題

ログインページ(https://www.j-trc.org/accounts/login/)を開き、 表示された「ユーザー名またはパスワードをお忘れの方」をクリックしてください。クリックするとメールアドレスを入力する項目が表示されますので、J-TRCに登録したメールアドレスを入力してください。そのメールアドレスに対して、ユーザー名のお知らせと、パスワードをリセットするメールをお送りします。

**上記を実行して、問題が解決しない場合、 Google (Gmail) アカウントをお持ちの場合には、9番の質問をご確認ください。

ログインページ

初めてJ-TRCに登録する際に、Googleアカウントを持っておられて、「Googleアカウントでログインする」を用いた場合には、自動的にユーザー名が生成され、J-TRCアカウントとGoogle(Gmail)アカウントが紐づけられます。この際に自動的に生成したユーザー名がメールで通知されます。

この方法で登録された場合には、ログインする際にユーザ名とパスワードを間違えやすいので、以下の方法でログインされることをお勧めします。

ログインページ(https://www.j-trc.org/accounts/login/) で「Googleログイン」ボタンをクリックすることでログインできます。複数のGoogleアカウントがブラウザ上に登録されている場合は、J-TRCにログインした際に使用したGoogleアカウントを選択してください。「Googleログイン」ボタンをクリックした後にパスワードの入力を要求された場合はGoogleアカウントのパスワードを入力してください。

Googleログインページ


CFIとCogstateに関する質問

J-TRCでCogstateを受ける際には、毎回同じデバイスを使っていただくことが重要です。認知機能の変化が、デバイスごとの処理速度の違いの結果ではなく、純粋に個人の認知機能の変化を反映することを保証するためにも、このことは重要になります。

どちらのテストも中断した場合、途中からは再開することができません。ログインを行い、「記憶テスト」から再度テストを受検してください。

インターネットに接続されて、次のスペックを満たす限り、どのようなPCまたはタブレットでも使用することができます。
動作環境:
メモリー 2GB RAM以上
画面解像度 1024×768(横×高さ)以上
音声出力あり
Cogstateを受検できるのは、タブレット(横向きモード)かコンピュータ(ラップトップかデスクトップ)のいずれかに限られます。それ以外の機能はスマートフォンからでも操作することができますが、スマートフォンでは重要なCogstateの情報が欠落してしまいますので、なるべくコンピュータかタブレットを用いてご参加ください。

注意:動作環境を満たしていても、ご利用のデバイス固有の状況により、Cogstateが受検できない場合があります。

Cogstateは使用するコンピュータがある程度の性能を満たしていなければ、受検頂くことができません。その中には画面解像度が含まれます。これはテストが画面上に表示されるために必要となります。1024×768の最低画面解像度を満たしていないとのメッセージが表示されたら、画面解像度を変更していただく必要があります。画面解像度を変更する解決方法は、デバイスの種類によって異なりますので、お使いのOSに従って、以下のURLをご参照下さい。

Windows 7
https://support.microsoft.com/ja-JP/help/14108/windows-7-change-screen-resolution

Windows 10
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4026956/windows-10-change-screen-resolution

Mac
https://support.apple.com/kb/PH25175?locale=ja-JP

14番の質問への回答で提供されている方法を試すことも可能です。その他の方法としては別デバイス(ノートパソコンなど)でログインすることです。

注意:動作環境を満たしていても、ご利用のデバイス固有の状況により、Cogstateが受検できない場合があります。

これには、2つの問題が考えられます。第一にブラウザが最も大きなサイズで使用されていることを確認してください。最大化されていない場合には、スマートフォンの画面のように小さい画面を使用していると認識されることがあります。下図のようにブラウザの右上の×の左の四角のマークをクリックして、最大化してください。

ブラウザを最大化

第二にスクリーンの文字サイズの問題かもしれません。文字のサイズを大きくするために画面の拡大を行うとスマートフォンのように小さな画面を使用していると認識されることがあります。画面の縮小を行ってください。

もしタブレットを使用している場合は、横向きにされていることを確認してください。

13番及び14番の対応案が役立っていないことをお詫びします。現時点では、あなたのコンピュータ環境ではCogstateの受検がサポートされていない可能性があります。Cogstateを受検するには、適切なデバイスで実施することが必要です。サポートが可能となるまでCogstateはスキップしてください。将来的にCogstateを受検いただけるように、改良に努めます。

Cogstateをスキップしたい場合は、画面下部に表示されたボタン(テストをスキップ、記憶テストに戻る、まとめに戻る)をクリックすることでCogstateの受検をスキップすることができます。

現時点でCogstateを受検いただけなくても、J-TRCには参加することが可能です。Cogstateを受検されていなくても、アルツハイマー病予防研究にご貢献いただけますので、参加をご継続いただければ幸いです。

Cogstateの紹介ページにあるCogstateのチュートリアル動画をぜひご視聴ください。この動画を見ていただくと、Cogstateの受検方法がご理解いただけます。Cogstateのチュートリアル動画は、下図のようにCogstateの画面で再生ボタンを押して、見ることができます。また、Cogstateでは、それぞれのテスト前にどのボタンを押せばいいか説明があった後に、短い練習が行えます。

その短い練習の間には、「はい」、「いいえ」の答えを指定するキーがどれであるかが表示されます。タブレットを使用している場合は、画面内に実際の「はい」または「いいえ」ボタンが出て、指でタッチすることができます。練習と本番のテストではことなっており、本番のテスト中は「はい」と「いいえ」の回答ボタンが表示されないことにご注意ください。

Cogstateテスト画面

Cogstateの結果はテストを完了してからおよそ1週間以内に処理され、結果が見られるようになったら、メールでご通知いたします。通知後にログインすると、CFIとCogstateの結果の両方を、「まとめ」の中で見ることができます。

これらのテストは、将来アルツハイマー病などの認知症を発症するリスクを予測するために研究目的で用いられているツールです。経時的な成績の変化は、将来アルツハイマー病を発症するリスクが高い可能性のある人を同定するのに役立つと考えられています。以下は、これらの研究ツールの開発に関する公開文献へのリンクです(英語)。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25706191 . https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27589532 .

CFIスコアの範囲は0〜15です。CFIのスコア算定は0が正常であり、時間の経過とともにスコアが増加すると、主観的な認知機能の低下の可能性を示している場合があります。

Cogstateの結果は3段階で表示されます(☆☆☆:とても良好 ☆☆:良好 ☆:もう少し)。Cogstateの成績算定では、同程度の年齢の人と比較して、Cogstateの4つのサブテストの結果がすべて平均範囲内であれば、認知機能に問題はないと見なすことができます。特定の日時にカーソルを合わせると、4つのサブテストの成績がすべて表示されます。テストで「☆」は「☆☆」より低いことを意味し、「☆☆☆」は「☆☆」より高いことを意味します。より高い成績(たとえば、「☆☆」が「☆☆☆」になる)は認知機能がわずかに向上していることを示し、より低い成績(たとえば、「☆☆」が「☆」になる)は認知機能がわずかに悪化していることを示します。

「まとめ」の中で、Cogstateグラフが色分けされているのを見ることができます。これらは、Cogstateの4つのテスト(検出課題、識別課題、遅延再生課題、作業記憶課題)と関連した個人の成績を意味しています。下記がCogstateのテストのもう少し詳しい説明です。

  • 検出課題では、処理速度を測定します。画面上の表示で、「カードはめくられましたか?」と尋ねられます。初めに画面中央にトランプが表を伏せて置かれています。カードがめくられたらすぐに、「はい」と答えます。
  • 識別課題では、注意力を測定します。画面上の指示で、「カードは赤いですか?」と尋ねられます。初めに画面中央にトランプが表を伏せて置かれています。カードがめくられたらすぐに、表になったカードの柄が赤いかどうかを判定しなければなりません。もしそれが赤ければ「はい」と答え、それが赤くなければ(黒ければ)「いいえ」と答えます。
  • 遅延再生課題では、視覚性記憶を測定します。画面上の指示では、「この課題の中でこのカードを前に見ましたか?」と尋ねられます。初めに画面中央にトランプは表を上にして置かれており、そのカードをこの課題の中で前に見たかどうかを判定しなければなりません。もしそのカードを課題内で見たことがある場合「はい」と答え、もし課題内で見たことがない場合「いいえ」と答えます。
  • 作業記憶課題では、作業記憶を測定します。画面上の指示で、「一つ前のカードと同じですか?」と尋ねられます。初めに画面中央にトランプは表を上にして置かれています。そのカードが一つ前のカードと同じかどうかを判定しなければなりません。もしそのカードが一つ前と同じであれば、「はい」と答え、一つ前と同じでなければ、「いいえ」と答えます。

注意:特定の時点における一度だけのCFIやCogstateの結果は、経時的な成績の変化と比べて、あまり臨床的な意義があるとは考えられていません。J-TRCで継続的にテストを受検していただくことで、CFIやCogstateの結果の変化を追跡することができます。そういった変化こそ、アルツハイマー病を発症するリスクが高い人を予測する上で有用と考えられます。経時的な成績の変化は、対面での評価と同等の価値を有していると考えられます。もちろん、もし認知症について心配やご不安がある場合には、あなたのかかりつけ医や認知症専門外来の専門医にご相談になってください。

J-TRCの目的は、個別の参加者の記憶や思考する能力を経時的に追跡することにあります。テストの結果を削除することはできませんが、一回の悪い成績が結果の全体を完全に歪曲してしまうということはありません。成績の全体を見て評価しますし、特にテストを受けるのが初めてだった場合、成績は正しくないように見える場合がありますので、余りご心配なさらないようにお願いします。

まず最初に、J-TRCにログインしてください。そうすると下図に示すようなメニューが表示されます。

記憶テストを受ける

続いて、「記憶テスト」をクリックしてください。下図で示している画面と似ている画面に移動します。もし次のCFIとCogstateが受検できる日付になれば、これらのロックが解除され、「CFIを受ける」あるいは「Cogstateを受ける」という青いボタンをクリックすることができるようになっています。もしまだその時期ではない場合、次に受検可能になる日付がボタン上に表示されます。

記憶テストを受ける