前略失礼申し上げます。J-TRCウェブスタディへの熱心なご参加に、改めて御礼申し上げます。

 認知症の予防薬・予防法の実用化を目標として、健康な50-85歳の皆様に、インターネットを介して簡便に認知機能を検査して頂く「J-TRCウェブスタディ」がスタートし、8か月が経過いたしました。この間四千数百名の皆様にご登録いただき、3か月ごとの追跡検査をお受けくださった方も千数百名に達しております。もしご周辺で興味をお持ちいただけそうな方がおられましたら、お伝え・お誘いを頂ければ幸いです。

 東京大学に本部を置くJ-TRC事務局もほぼ従来通りの運営体制に復帰し、参加者の皆様からのご質問にも平常通りお答えできております。トランプカードを用いた認知機能検査「コグステート」の結果をより見やすい形にするための改修作業にお時間を頂いておりましたが、先月より皆様へのご返却を再開することができましたことをご報告致します。継続的な検査の結果をご覧いただき、皆様が健康な生活を送られる一助となりましたら幸いです。

 コロナウィルス感染症もまだ完全な征圧には至っておりませんが、東京大学をはじめとする主要な大学や医療センターにおける研究・医療活動は、徐々に平常に復しつつございます。7月後半からは、興味をお持ちいただける方に来院いただいて画像などの検査を行うことのできる「J-TRCオンサイト研究」についてもご案内できるよう、準備を進めております。事務局から改めてメールにて、ご案内を差し上げる場合がございますので、宜しく御理解のほどお願いいたします。

 J-TRC研究メンバー全員が、今回のコロナウィルス感染症流行下で、認知症に悩まれる患者様やご家族が厳しい状況に置かれた現実を目の当たりにし、認知症の予防に向けての研究活動を皆様とご一緒することの重要さを、改めて強く認識した次第です。末筆ながら、引き続き体調にお気をつけいただき、ご無事でお過ごし頂きますことをお願い申し上げます。

 令和2年7月3日

 J-TRC研究代表者
 東京大学 岩坪 威

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